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新たな命を授かる奇跡の瞬間。でも、妊活中や妊娠中は本当に不安ばかりですよね。そこで今回はそんな妊娠・出産をテーマにした漫画の中から「共感・学び・ポジティブな気持ちになれる」ポイントに絞り、筆者おすすめの8作品をご紹介します。コミカルなエッセイタッチのものから、妊活、つわり、痛み、トラブル、高齢妊娠などをリアルに描いた作品まで、多彩なラインナップ。あなたにとって、少しでもホッとする時間や共感できる瞬間が増え、さらにパートナーや家族との絆についても考えるきっかければ嬉しいです。無料で読める方法も紹介するのでぜひチェックしてみて!
妊活中に是非読んでほしい!おすすめの漫画
胚培養士(はいばいようし)ミズイロ

著者: おかざき真里
出版社:ビッグコミックスピリッツ
14人にひとり。日本では体外受精で生まれている。
自らの手で精子と卵子を受精させ、小さな命を導く人・胚培養士(はいばいようし)。
治療件数が最も多いにも関わらず、最も妊娠率の低い日本で、“男性不妊”、“高齢出産”など、様々な問題に直面しながらも、子供を欲する夫婦たちの強い想いに応えていく。
保険適応等で最注目! 不妊治療の現場で働く人たちの、まだ見たことがない新しい医療ドラマ。
妊活夫婦

著者: 駒井千紘
出版社:comico
32歳の幸田栄子は、夫・一郎と結婚2年目で妊活を開始するもなかなか妊娠できず、不妊治療をすすめられる。「うっすら陽性」「はじめての採卵」「仕事か治療か」など不妊治療あるあるをリアル&コミカルに描き、共感を呼ぶ。
著者である駒井さんの2年間の妊活を経て出産した経験をもとに描かれた、不妊問題・夫婦問題は共感できる点ばかりでとても現実的。気軽に読めるタッチなので是非チェックしてみて!

笑いを交えながら不妊治療の説明もしてくれるのでとても読みやすいです。言葉選びやギャグセンスが心地よくて、共感と学びが多い!話が面白くて全巻一気読みしました!

最初画力が気になりつつも読み始めたら、そんなの気にならなくなるくらい面白い!夫婦問題が本当にリアルで共感できるし、とても勉強になる作品。

不妊にはどのような原因・治療があり、夫婦はどのように支えあっていくことができるのか、男性と女性の思考をそれぞれ対比しながら、より良い選択肢を見つけだすヒントが散りばめられている。不妊治療を含む妊活をしている夫婦(特に男性!)は一読すべき漫画。
一日千秋

著者: 森脇 葵
出版社:ビーグリー
避妊しなければ子供なんて、すぐできると思ってた――34歳の翔子(しょうこ)は結婚7年目子供なし。友人が出産の話をしている中、不妊治療を続けている。夫は優しく協力的だが、周囲の妊娠、義母からのプレッシャー、期待と落胆の繰り返しに「子供が欲しいと願っているだけなのになんで私には叶わないの・・!?」と焦りや不安が募り…。 妊娠、出産、家族・・・普通の幸せとは一体何なのか――?30代女性のリアルとその周りを取り巻く人々の恋焦がれる想いを描く!

この漫画に出会って勇気をもらい、実際に不妊治療クリニックに行き、翌月に初めての人口受精で妊娠ができ出産しました。この漫画キッカケで子供を授かれた奇跡本当にありがとうございます!感謝しかありません!

まるで自分のことのように共感できる漫画。私も何度も人工授精したけどかすりもせず、1年半通院休んで色々考えて結局体外受精、結婚8年目でやっと第一子ができ、今は二人の子供がいます。生理予定日が近付くと微かな体調変化に期待を抱き、でも赤いヤツがきて谷底に落とされる…を繰り返したなぁ。

何気なく読み始めたのに、とても丁寧な描写で、共感できるシーンばかり。主人公の夫婦は思いやりに溢れていて、安心して読めます。期待をしすぎないよう保険をかけて言い訳するところ、先生からの説明に一喜一憂するところ、手に取るように心情がわかります。自分だけ辛いわけじゃないんだって、変ですけど勇気をもらえます。
妊娠中に是非読んでほしい!おすすめの漫画
君に会えたら何て言おう

著者: ねむようこ
出版社:祥伝社
キリと夫のむっちゃんは、結婚して数年の仲良し30代夫婦。初めての妊娠は、知らないことの連続だった!
悩める未産の女性たちへ。妊娠中のあなたへ。妊娠を懐かしむママたちへ。そして、男性たちへ。すべての人に届けたい、初めての妊娠・出産ストーリー。

共感の嵐。そして改めて妊娠の素晴らしさを感じられる作品でした。
赤ちゃんが生まれて幸せなのに、妊娠期間に未練を感じて、そんな自分に罪悪感や自己嫌悪を感じてしまっている方は、読むと少し楽になるかも。安心して読める漫画です。

今まさしく悩んでいることを描いてくれている。自由な時間を失うことへの躊躇い、刻々と迫る身体のタイムリミット、パートナーとの意識のズレ、将来への漠然とした希望と不安。そんな悩みに対する、ひとつの答えがありました。

初めての妊娠。ひとつひとつのことが初めてで、些細なことがびっくりするくらい辛かったりして。妊婦としては「よくあるふつうのこと」でも、今までの生活とは全然違う。そういう、理解されにくいしんどさによりそってくれる作品です。今妊娠中で、とくに大きな問題もないんだけど、なんだかしんどいな、と感じている人にぜひ読んでほしいです。
コウノドリ

著者: 鈴ノ木 ユウ
出版社:モーニングKC
出産は病気ではない。だから、患者も家族も安全だと思い込んでいる。毎年この産院で行われる2000件の出産で、約300件の出産は命の危険と隣り合わせだ。その小さな命が助かることもあれば、助からない時もある。100%安全などあり得ない。それが出産。年間100万人の命が誕生する現場から、産科医・鴻鳥サクラの物語。
綾野剛さん主演でドラマ化された大人気漫画。様々な妊婦さんが登場し、出産におけるトラブルと、それに向き合う医師のこと、産科医の課題などが描かれている。

赤ちゃんが産まれることがどれだけすごいことなのか。そして産むお母さんとそれを支える医師と看護婦さんにとても感動しました。決して大げさでないリアルな産科医の現場を描かれている漫画。

妊娠初期におすすめされて読みました。漫画内で登場する妊婦さんのほとんどに大きなトラブルが起きていて、初めての妊娠・出産に不安になりつつもとても勉強になりました。出産の予備知識としてもおすすめです!
透明なゆりかご

著者: 沖田 ×華(おきた ばっか)
出版社:講談社コミックスキス
看護学科の高校3年生の×華は母親のすすめで産婦人科院の見習い看護師として働くことになる。中絶の現場やその後処置を体験して一時は辞めそうになるが、出産の現場に立ち会い生まれる命の力強さに感動し、仕事を続けていく決意をする。
清原果耶主演でドラマ化(NKH)。物語は幸せな出産ばかりでなく、中絶や死産といった産婦人科の“影”の部分にも向き合いながら、時に明るく、時に切なく、主人公たちの命へ想いをつむいでゆく。

中絶された胎児のこと、母親の反応、出産したのはいいけど悲しい事故が起きたこと、性的虐待、…つらい話ばかりが詰まっていますが、どれも優しい気持ちにさせてくれるように描かれています。

NHKドラマが良かったので原作も手に取りました。面白いという表現が正しいのかは分かりませんが、様々な世代が読むべき作品、知るべき作品だと思います。内容はけっこう現実的で、シビアな問題も取り扱っているのですが、漫画の絵のタッチはとてもほんわかです。個人的には一見、ミスマッチに見えるこの絵のタッチがいい意味で作用していると思います。

産婦人科は幸せだけじゃない。同じくらい消えてしまう命もあるんだと。この作品を読んで子供を抱きしめられずにはいられなかった。より一層愛おしさを感じました。
セブンティウイザン

著者:タイム 涼介
出版社:くらげバンチ(新潮社)
その日、江月朝一(65歳)は定年退職を迎えた。家に帰ると妻、夕子(70歳)から信じられない事実を告げられる。「私、妊娠しました」。終活、そんな言葉もよぎる夫婦が、突然授かった大きすぎる未来。超高齢出産夫婦がおりなす全く新しい家族の物語が始まる。夫婦の愛に、あなたもきっと涙する。
超高齢出産を題材に、65歳の夫と70歳の妻の老夫婦が出産・育児に挑む姿を描く。夫婦の二人が自分の人生をもう一度生きなおすような描写。自分の歩んできた道を丁寧に、愛おしそうになぞるようなシーンがいくつもあり、心をつかまれ温かい気持ちになれる作品。

普段作品を観てあまり泣かない私だが、泣いてしまった。自然な涙が出てくる。クサイ台詞やクドイ台詞ではなく、丸い絵。柔らかな陽だまりのような表現。しかし、しっかりと胸に刺さる。登場人物の苦労や幸せや愛がちゃんと伝わる。この作品と、自分の家族に出会えて良かったと思う。

非現実的ではありますが、高齢夫婦の妊娠、出産、育児の日常が描かれます。エピソードの、シリアスとコミカルのバランスが絶妙で、ウフフと笑ったり、涙が溢れたり忙しい漫画です。

70歳で妊娠出産。とてつもないファンタジー。でも長い間子どもを待ち望んで叶わなかった気持ち、ようやく授かった子どもを誰よりも愛しく思う気持ち、高齢での妊娠が信じられず思わず素直すぎるツッコミをしてしまう夫にすらリアルが詰まっている。思わず涙ぐんでしまう場面も。初産のあるあるがこれでもかと詰まっていて、そうそう!と心の中でうなずきながら読みました。
ニンプ道

著者:たかはしみき
出版社:主婦と生活社
ニンプ。それは十月十日おなかのいいなり!?わたしとダンナくん、そして待望のベビー「ぬしさま」とのおっかなびっくりなマタニティライフ。作者自身の妊娠・出産・育児を綴ったコミックエッセイで、リアルな体験もぎっしり描いてボリュームたっぷり、なのに軽快で読みやすい!。妊娠・出産・育児に役立つかも!?なグッズやファッション情報も掲載。
「こげぱん」作者のたかはしみきさんが、初めての妊娠・出産についてをコミカルに描いたエッセイ。ごく普通の人が、子が欲しい→妊娠→出産経験する中で知る事、感じる事が素直に描かれていて、あわてふためきつつも、喜びと幸せが詰まった一冊。

ほんわかするイラストと、毒舌でリアルな描写が本当におもしろくて、妊娠・出産に関する情報も多くためになりました!出産と出産後の描写が本当に怒涛で大変そうで、思わず力が入り引き込まれる。不安になりながらも少しずつお母さんになっていく感じにウルっときました。

この本を読んで妊婦の心情や実際に変化する体のことをコミカルに、でもリアルに掴むことができた気がします。少しでも心に余裕をもって、その時々を楽しみながら過ごそうと思えました。女性はもちろん、男性にも読んでほしい!出産に向けて、新米パパママはサクッと読めるので是非読んでみてください!

妻からリクエストされ購入し、我が家ではバイブルに近い一冊に。はじめての妊婦さんにも勉強にもなりますし、妊婦を不安にさせるエピソードもないので、出産妊娠漫画としてはおすすめです。
気になる作品はありましたか?この記事の筆者は現在妊娠9ヶ月。全部ホルモンせい!とは理解しつつも、元気いっぱいの日もあれば気持ちが沈んでしまう日も。そんな安定しない日々が続いていますが、これらの作品を読んで励まされています!
妊活中や妊娠中は気持ちが不安定になることも多いですが、心が温まるものや、学びのある作品と出会うことで、少しでもポジティブな気持ちで過ごすことができますように。